300年読み継がれる本
飯田朔『「おりる」思想』 そして嬉しいお便り

飯田朔『「おりる」思想』 そして嬉しいお便り


かつての学生さんからの、思いがけないお便りの嬉しさは計り知れません。

飯田朔さんから、キラキラのご新著、集英社新書『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』をご恵投賜りました。飯田さん、ありがとうございます!

以下、ご本人の了解を得まして、お便りから……

12年ほど前に早稲田大学在学中に、原宏之先生の授業を受けていた者です。(…略…)先生はすでに旅立たれておられますが、向こうで時間があるときぜひ本に目を通していただきたいと思いました……。

原先生の授業は、毎週有名な哲学者の本を、2人1組のセットで時代ごとに解説していくという豪華な内容で、難しかったですが、非常に勉強しがいがあったことを記憶しています。また、原先生が当時ぼくが発行していたフリーペーパーを読んでくださり、一緒に居酒屋へ連れて行ってくださったことがありました。ぼくは大学になじめず、不登校状態だったのですが、自分のような落第生にも向き合ってくれる大人がいたということが以後心の支えになりました。

飯田さんのフリーペーパー「吉祥寺ダラダラ日記」を持ち帰った原が、楽しそうに見せてくれたこともありました。

勝ち負けで評される世の中にしんどさを感じているきっととても多くの人に心から語りかける、この素晴らしいご本のわずかな部分でも、原がいつか蒔いた小さな種から芽吹いたものであったなら、どんなに喜んでいることだろうと思うのです。もちろん、向こうで大喜びして手に取っているはず。

たくさんの方に届きますように!

いつぞやの嬉しいお便り

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